国家神道と国体論に関する学際的研究―宗教とナショナリズムをめぐる「知」の再検討―

(日本学術振興会平成27~29年度科学研究費助成事業(基盤研究(C))、研究代表者:藤田大誠 研究課題/領域番号:15K02060)

公開共同研究会「「御真影奉護」の歴史と現在―奉掲所・奉安庫・奉安殿―」(平成31年3月23日)の御案内

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教育史専攻の樋浦郷子さん(国立歴史民俗博物館研究部准教授)より、興味深い公開共同研究会のお知らせをいただきました。

御関心の向きは、フライヤー及び下記ウェブサイトを御覧の上、御参加下さい(事前申込み制)。

www.rekihaku.ac.jp

公開学術シンポジウム「近代における神社の造形と《固有性》の問題」(平成30年10月27日)の御案内

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建築史・都市史専攻の青井哲人さん(明治大学理工学部教授)がコーディネートされた、これまでに類例の無い、興味深いシンポジウムのお知らせです。

下記を御参照の上、是非御参加いただければ有り難く存じます(申し込み制)。

medium.com

公開学術シンポジウム「近代における神社の造形と《固有性》の問題」

日時:平成30年10月27日(土)13:30〜17:00
会場:明治神宮社務所講堂
主催:明治神宮国際神道文化研究所/共催:明治神宮史研究会

プログラム

[論点提示] 建築の固有性をめぐるいくつかの問題と事例
青井 哲人(明治大学理工学部教授)

[講演] 京都の創建神社と明治のモニュメント概念
 清水 重敦(京都工芸繊維大学教授)

[講演] 多賀神社境内の近世・近代 標準性と固有性
 富山 大樹(株式会社 平成建設 首都圏工務部)

討議

神社にも造形がある ── 唯一神明造をみれば伊勢神宮を、大社造をみれば出雲大社を想起する。本殿よりも拝殿や回廊などに、あるいは社殿群の構成や境内の環境などに、豊かな固有性が現れる場合もある。近代は、こうした神社の造形上の《固有性》という問題を、どう揺さぶり、どう再構成したのだろうか。

たとえば創建神社の祭神は、近世までの伝統にはない新しい種類のものだ。このことに向き合った者は、建築造形の根拠を新たにつくり出さなければならなかった。そもそも、銅像や博物館と比べて、社殿建築は各社の《固有性》を物語るのに雄弁でありえたか。

有力な古社もまた、明治初年の荒廃からの多様な復興運動のなかで、固有の造形とその根拠を自覚的に組み立て直す必要性に迫られたのではないか。各社固有の宗教社会と祭儀体系の蓄積をふまえつつも、むしろ近代という時代に通用する、古くて新しい根拠を。

本シンポジウムでは、神社の造形における《固有性》の問題にフォーカスし、そこから近代のネーションと神社との関係にこれまであまり見えていなかった脈絡を浮び上がらせたい。

【申し込みについて】
本件シンポジウムは、研究者・学術研究者を対象としております。参加御希望の方は、催事名・住所・氏名・連絡先を明記の上、下記事務局までお申込み下さい。なお、研究会終了後、希望者による会費形式の懇親会を予定しております。参加申込み時に出欠もあわせてお知らせ下さい。

明治神宮国際神道文化研究所
〒151–8557 東京都渋谷区代々木神園町1–1
TEL:03–3379–9338 FAX:03–3379–9374
E-mail:center_mj(a)so.meijijingu.or.jp    ※(a)は@に変換

第11回国家神道・国体論研究会「慰霊・追悼・顕彰とナショナリズム」の報告

 本科研共同研究では、平成29年11月25日(土)14:00~18:00、第11回国家神道・国体論研究会「慰霊・追悼・顕彰とナショナリズム」を國學院大學たまプラーザキャンパス1号館306教室において開催した。多様な分野の研究者16名が参加した。司会の藤田大誠(國學院大學人間開発学部教授)が趣旨説明を行った後、民俗学の立場から及川祥平(川村学園女子大学文学部専任講師)、宗教学の観点から中山郁(國學院大學教育開発推進機構教授)、宗教社会学・宗教人類学のアプローチから粟津賢太(上智大学グリーフケア研究所研究員)の3名が発表した。そして、政治学の観点から田中悟(摂南大学国語学部准教授)がコメントした上で、国家レベルと地域社会レベルとの相違と連関、或いは時空両面の観点に加え、国際比較の視点をも踏まえて、空間や施設、儀礼や言説を対象とした記憶の想起に関わる個別具体的な慰霊・追悼・顕彰の様相、実態とナショナリズムとの関係について、活発な討議が展開された。

 各発表の要旨は以下の通り。

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発表1「偉人顕彰の民俗学―ローカルな場からナショナリズムを捉える―」

及川祥平(川村学園女子大学文学部専任講師)

 本発表では偉人顕彰への民俗学的アプローチの成果をふまえ、ローカルな場がナショナリズムに包摂されていく/されずにいく様態を、主に贈位大河ドラマ等の歴史作品を素材として議論した。

 贈位は死者に位階を贈る行為であり、近代に独得の展開を遂げた。すなわち、維新の功労者・殉難者を評価するために贈位が行なわれる中で、歴史上の「国家功労者」にも位階を贈ることが盛んに行なわれていく。民俗学の立場から贈位に注目する際に、関心の対象となるのは、この贈位が地域社会や人びとの生活になにをもたらしたのかという問題である。そのひとつとして、本発表では、伝承の整理に作用する面があったことを挙げた。例えば、贈位は、贈位記を読み上げる場(贈位対象者の墓前ないし神前)、贈位記を下賜すべき人物が明らかである必要があり、各地の墓や塚の伝説、または各家の系譜伝承に考証が加えられる契機となった。とりわけ留意すべき問題は、こうした贈位へのリアクションをどのように理解すべきかということである。贈位は「上からの偉人化」という側面を有するが、一方で、地元の人物への贈位請願も行なわれており、「下からの偉人化」とでも呼ぶべき動きも発生している。

 贈位は、「上からの」思惑としてはローカルな人物のナショナルな人物への読替えであり、郷土を国家へ接続させ、皇国としての現在を規定する「歴史」の再編とみなせるが、「上からの偉人化」と「下からの偉人化」との間には「ずれ」が存在した。例えば、大正元年贈位された大岡忠相は、いわゆる「大岡裁き」の名奉行像とは異なる業績が評価されて贈位されたが、実際にその贈位を祝い、忠相を崇敬していく人びとの念頭にあったのは、講談等を通して広まっていた名奉行のイメージであった。

 一方、人びとの歴史意識をナショナルな枠組の中に回収していく装置としては、現代社会におけるNHK大河ドラマ等の歴史物語をも想定することができる。大河ドラマは、「ご当地ブーム」への期待から、各地自治体で盛んに誘致活動が展開されている。これらの映像メディアは、各地で待望されているかのように語られがちである。

 しかし、この種の映像作品に人びとは必ずしも好意的であるわけではない。「信じたいものとしての歴史」と反する時、それらは情緒的な批判の対象ともなる。むしろ、それらの作品への失望や憤懣、違和感が、自己や自地域への関心が高まり、歴史上の人物の末裔の組織が結成されたり、郷土史研究団体の発足につながった例があることを本発表では示した。

 

発表2「日本における戦地慰霊とナショナリズム

中山郁(國學院大學教育開発推進機構教授)

 粟津賢太氏は戦没者追悼・記念の構造物とそこで行われる儀礼を「記憶の場」と捉え、そこは「想起の実践の場」であり「記憶のポリティクスが発動する場」と捉えられると論じている。本報告では氏の議論をふまえつつ、国内の慰霊碑や記念施設ではなく、「バトルフィールド」において行われる「想起の実践」について、戦地巡拝や遺骨収集の参加者の事例からその特色について考察することを試みた。

 まず、戦地慰霊における「想起」の事例として、薬師寺管長で海外慰霊法要の主催者であった故高田好胤師の事例を検討した。高田師は慰霊の旅を通じて①死者への想起、②遺族・戦友の気持ちへの想起、③現代日本の社会に対する想起、を繰り返していた。その結果、当初供養の対象として捉えるていた戦没者を、日本人全体の業(共業)を背負い死んだ存在と位置付け直したうえ、その慰霊活動の位置付けも「慰霊法要」から「慰霊行」、さらに「英霊悔過」へと深化させていることが明らかにされた。

 次に、遺骨収集従事者が現場で経験する「想起」については、日本青年遺骨収集団(JYMA)刊行の『いま、何を語らん』26年度~28年度報告集から考察した。遺骨収集参加学生達が現場で行う「想起」は、①かっての戦場という空間からの想起、②遺骨からの想起、③遺品からの想起、④遺骨収集のありかたへの想起、⑤作業を共にする遺族・戦友の気持ちの想起、⑥自身の能力や生き方への想起に分類することができる。そのうえで、学生たちはモノである遺骨の人間性を想起することでその尊厳を回復しようとしていること、また多様な参加動機をもつ学生たちが、収骨現場で想起を繰り返すことを通じ、ゆるやかにナショナリズム的な認識を持つようになることがあきらかにされた。

 一般的に、国内における「戦没者祭祀」では、主催者が発信する儀礼の意味を参加者は、記念碑等の象徴(シンボル)を通じて「想起」するという、間接的かつ受動的な「想起」を実践している。これに対し戦地で慰霊や遺骨収集参加者は、主体的にバトルフィールドに赴くという意味で身体性と能動性を帯び、そこで遺骨・遺品など、直接戦争と死を喚起させるモノからの直接的な「想起」がなされているといえる。こうした直接的な想起は、象徴を通じた想起に対し、説得力ある意味を紡ぎ出し、ナショナル言説の補強や現代社会の相対化、そして新たな慰霊活動を生成する力となってゆくと考えられよう。

 

発表3「我々は沈黙によって何を語るか?―戦没者祭祀の宗教社会学―」

粟津賢太(上智大学グリーフケア研究所研究員)

 本報告では、Youtubeなどの映像配信サイトへ投稿された黙祷の様子(長崎の原爆の日に遠吠えをするペットの犬やSNSで炎上した「黙祷なう」までの事例、世界各地で行われた東日本大震災犠牲者へ捧げられた黙祷の様子、横浜港で鳴らされた弔意のための汽笛、私鉄駅で行われた弔意のための五分間の停車等が紹介された。黙祷儀礼は日本のみならず、イギリスやアメリカ、あるいはヨーロッパ諸国だけではなく、中国やイスラエル等、現在多くの国家で行われている。戦没者たちの追悼のため、災害や銃撃事件の犠牲者たちのためにわれわれは黙祷を行っている。

 次に「黙祷」に関する先行研究の紹介と批判が行われ、これまでの報告者の研究(粟津賢太『記憶と追悼の宗教社会学戦没者祭祀の成立と変容』北海道大学出版会、2017年、が紹介された。

 黙祷儀礼がイギリスに始まることを述べ、その歴史について紹介した。今日的な形の黙祷はイギリスで始まる。第一次大戦戦没者を追悼するための二分間の黙祷が行われた。議会文書によればこの黙祷のモデルは大英帝国のアフリカ領からもたらされたものである。当時の英領南アフリカケープタウンの市長であったハリー・ハンズ(sir Harry Hands)の創案によるものである。もうひとつ先例は、1919年1月7日にニューヨークで行われたセオドア・ルーズベルト(Theodore "Teddy" Roosevelt)大統領の葬儀である。

 第一次世界大戦は大戦争であり、さらに遺体を本国に送還させない方針は、遺族たちに大きな悲しみを与えた。しかし従来のキリスト教がこうした遺族たちの心情に応えられなかったため、死後の生の確証を得るため、あるいは死者との直接的な交流が可能であることを信じる心霊主義が興隆した。追悼式では二分間の黙祷の最中に霊となって帰還した兵士たちの心霊写真が撮られた。

 イギリスで行われた最初の二分間の黙祷の様子は、日本のメディアでも報じられた。黙祷の日本への導入は、1921年裕仁親王がイギリス王室を表敬訪問した際、現地の無名戦士の墓や戦没者記念碑であるセノタフを訪れた時の経験がもとになっている 。

 ヨーロッパ訪問から2年後、関東大震災が発生し、東京市内では多くの犠牲者を出した。関震災の翌年である1924年東京市をはじめ、一周忌の追悼行事が計画されていたが、その機会に天皇皇后によって犠牲者に対して花輪を捧げる儀式が行われた、その後、天皇親王の居城である東宮御所(現在の赤坂御苑)において皇室の儀礼としてイギリス式に「二分間」の黙祷が行われた。震災犠牲者に対する、特定の宗教・宗派を明示しない形による敬意の表し方が初めて日本に導入された。黙祷は陸軍記念日靖国神社臨時大祭などの機会に行われていき、皇居「遥拝」などと同様に、学校や軍隊を媒介として浸透していった。

 集合的な行為である黙祷の日本での起源は、明治天皇大葬の際に、東京市長が提案した「三分間稽首遥拝」である。遥拝とは、遥かに隔離した位置から神宮・神社を拝することであるが、国民的な集合的儀礼としての遥拝の起源は英照皇太后大葬場祭にある。日本における黙祷は宗教的に中立的なものとして導入され、皇族や場所へ向けた遥拝と融合し変容していった。

 形式的な行動である儀礼は、人間の行為を遂行的なものとすることによってある認知的な効果を社会にもたらす。それは「合意を必要としない統合」であり、その遂行性が問われる。そこに同調の圧力が発生する。儀礼において、社会は合理性のフェーズから遂行性のフェーズへ移行する。遂行性のフェーズでは集団的な同調的な行為と感情が優先される。儀礼の場は、合意なき統合が可能となる機会である。黙祷とナショナリズムとの親和性が指摘された。

第4回宗教とナショナリズム研究会(総括研究会)「国家神道と国体論に関する学際的研究―宗教とナショナリズムをめぐる「知」の再検討―」の御案内

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第4回宗教とナショナリズム研究会(総括研究会)
国家神道と国体論に関する学際的研究―宗教とナショナリズムをめぐる「知」の再検討―」

【日時】平成29年12月16日(土)13:00~18:00
        12月17日(日) 9:30~16:30
【場所】國學院大學たまプラーザキャンパス1号館AV1教室
https://www.kokugakuin.ac.jp/access
https://www.kokugakuin.ac.jp/general/financialinformation/campus_tamapla

【主催】日本学術振興会平成29年度科学研究費助成事業(基盤研究(C))「国家神道と国体論に関する学際的研究―宗教とナショナリズムをめぐる「知」の再検討―」(研究代表者:藤田大誠 研究課題番号:15K02060)

12月16日(土)13:00~17:30

13:00~13:05(5分)
趣旨説明〔司会〕
藤田大誠(國學院大學人間開発学部教授)

13:05~13:40(25分+10分=35分)
発表①「里見岸雄憲法正解運動」
金子宗德(里見日本文化学研究所所長、亜細亜大学非常勤講師)※発表順変更

13:40~14:15(25分+10分=35分)
発表②「昭和戦前期の仏教界と海外日系移民」
高橋典史(東洋大学社会学部准教授)

14:15~14:50(25分+10分=35分)
発表③「死者を通じてみる韓国ネイション内部の「亀裂」について」
田中悟(摂南大学国語学部准教授)

〔10分〕

15:00~15:35(25分+10分=35分)
発表④「戦前期の学校教育における政教分離原則とその緩和」
井上兼一(皇學館大学教育学部准教授)

15:35~16:10(25分+10分=35分)
発表⑤「「西の靖国」の創建-地域神社の戦時期-」
福島幸宏(京都府立図書館総務課企画調整係副主査)

〔10分〕

16:20~16:55(25分+10分=35分)
発表⑥「明治末・学校教育現場における新しい国教論の形成:東京市市谷小学校長・永廻藤一郎の神社ネオ国教論をてがかりに」
畔上直樹(上越教育大学大学院学校教育研究科准教授)

16:55~17:30(25分+10分=35分)
発表⑦「シンポジウム「戦後史のなかの『国家神道』」から見えてきたもの」
山口輝臣(東京大学大学院総合文化研究科准教授)

12月17日(日)9:30~16:30

9:30~10:05(25分+10分=35分)
発表⑧「憲法学者大串兎代夫の日本国家学と国体論」
宮本誉士(國學院大學研究開発推進機構准教授)

10:05~10:40(25分+10分=35分)
発表⑨「近代の国体論と河野省三―古典と神社に焦点を当てて―」
髙野裕基(國學院大學研究開発推進機構助教)※発表順変更

〔10分〕

10:50~11:25(25分+10分=35分)
発表⑩「国立療養所内の神社創建と祭祀継承」
柏木亨介(重監房資料館学芸員

11:25~12:00(25分+10分=35分)
発表⑪「実業家と神宮参拝―戦間期を中心に―」
平山昇(九州産業大学商学部准教授)

〔昼食:60分〕

13:00~13:35(25分+10分=35分)
発表⑫「国家神道時代における造化三神論の展開に関する試論」
齊藤智朗(國學院大學神道文化学部教授)

13:35~14:10(25分+10分=35分)
発表⑬「靖国神社と「福祉国家」」
菅浩二(國學院大學神道文化学部准教授)

14:10~14:45(25分+10分=35分)
発表⑭「昭和戦前期における「国体」と社会―消防行政を中心に―」
小島伸之(上越教育大学大学院学校教育研究科准教授)

〔10分〕

14:55~15:30(25分+10分=35分)
発表⑮「神道的国体論の帰結――昭和10年代の二荒芳徳の思想」
昆野伸幸(神戸大学大学院国際文化学研究科准教授)

15:30~16:05(25分+10分=35分)
発表⑯「国家神道神道的国体論―神社・宗教とナショナリズムに関する試論―」
藤田大誠(國學院大學人間開発学部教授)

16:05~16:30(25分)
総括討議

※なお、初日(16日)17:50~19:50には、研究交流会〔会場:キャンパス内カフェラウンジ万葉の小径:会費4,000円〕を開催致します。

【申し込み方法】

※研究会の参加は無料ですが、準備の関係上、参加には事前申し込みが必要です。
※本研究会は一般向けの啓蒙的内容ではなく、あくまでも学術的・専門的な内容になります。その点を十分御了解の上でお申し込み下さい。

参加希望の方は、以下のメールアドレスに必要事項を記入の上、お申込みください。
担当者・藤田大誠(fudita(at)kokugakuin.ac.jp)
件名:第4回宗教とナショナリズム研究会申し込み
・氏名、御所属、職名(なるべく具体的に記入)、研究分野
・参加希望日(16日、17日)、研究交流会(16日)参加の有無

 

第11回国家神道・国体論研究会「慰霊・追悼・顕彰とナショナリズム」の御案内

 

第11回国家神道・国体論研究会
「慰霊・追悼・顕彰とナショナリズム

【日時】平成29年11月25日(土)14:00~18:00

【場所】國學院大學たまプラーザキャンパス1号館306教室
    https://www.kokugakuin.ac.jp/access
    https://www.kokugakuin.ac.jp/general/financialinformation/campus_tamapla

【主催】日本学術振興会平成29年度科学研究費助成事業(基盤研究(C))「国家神道と国体論に関する学際的研究―宗教とナショナリズムをめぐる「知」の再検討―」(研究代表者:藤田大誠 研究課題番号:15K02060)

14:00~14:05(5分)
 趣旨説明
  藤田大誠(國學院大學人間開発学部教授)司会

14:05~14:50(45分)
 発表1「偉人顕彰の民俗学―ローカルな場からナショナリズムを捉える―」
  及川祥平(川村学園女子大学文学部専任講師)

 〔10分〕

15:00~15:45(45分)
 発表2「日本における戦地慰霊とナショナリズム
  中山郁(國學院大學教育開発推進機構教授)

 〔10分〕

15:55~16:40(45分)
 発表3「我々は沈黙によって何を語るか?―戦没者祭祀の宗教社会学―」
  粟津賢太(上智大学グリーフケア研究所研究員)

 〔10分〕

16:50~17:10(20分)
コメント
 田中悟(摂南大学国語学部准教授)

17:10~18:00(50分)
討議

【申し込み方法】

※研究会の参加は無料ですが、準備の関係上、参加には事前申し込みが必要です。
※本研究会は一般向けの啓蒙的内容ではなく、あくまでも学術的・専門的な内容になります。その点を十分御了解の上でお申し込み下さい。

参加希望の方は、以下のメールアドレスに必要事項を記入の上、お申込みください。
担当者・藤田大誠(fudita(at)kokugakuin.ac.jp)
件名:第11回国家神道・国体論研究会申し込み
・氏名、御所属、職名(なるべく具体的に記入)、研究分野

 www.kokugakuin.ac.jp

 

【関連シンポジウム】史学会第115回大会・日本史部会・近現代史部会シンポジウム「戦後史のなかの「国家神道」」の御案内

【関連シンポジウム】

史学会第115回大会・日本史部会・近現代史部会シンポジウム

「戦後史のなかの「国家神道」」

【日時】平成29年11月12日(日)14:00~17:30

【場所】東京大学本郷キャンパス法文2号館2番大教室

問題提起

「シンポジウムは何を考えようとしているのか」
 山口輝臣(東京大学大学院総合文化研究科准教授)司会

報告1
「「国家神道」概念の近現代史
 藤田大誠(國學院大學人間開発学部教授)

報告2
「村上重良「国家神道」論再考」
 昆野伸幸(神戸大学大学院国際文化学研究科准教授)

報告3
「戦後憲法学における「国家神道」論」
 須賀博志(京都産業大学法学部教授)

報告4
「「国家神道」論をどう見るか」
 谷川穣(京都大学大学院文学研究科准教授)

コメント
 苅部直東京大学大学院法学政治学研究科教授)

※本シンポジウムは史学会会員以外にも公開。http://www.shigakukai.or.jp/annual_meeting/schedule/
お問い合わせは下記を参照。
http://www.shigakukai.or.jp/contact/

【関連シンポジウム】公開学術シンポジウム「帝国日本のスポーツと明治神宮―幻の東京オリンピック前後―」の御案内

 

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公開学術シンポジウム

「帝国日本のスポーツと明治神宮―幻の東京オリンピック前後―」

【開催趣旨】
 現在、3年後に開幕予定の「第32回オリンピック競技大会(2020/東京)」(Games of the XXXII Olympiad)及び「東京2020パラリンピック競技大会」(Tokyo 2020 Paralympic Games)に向けて着々と準備が進められている。とりわけ次回の五輪は、高度経済成長期真っ只中の昭和39年(1964)に開催された第18回大会以来、今や「成熟都市」とも評されるようになった東京における戦後2回目の五輪として、国内のみならず海外からも、多くの関心を集めている。しかし、その「前史」に当たり、昭和15年(1940)に第12回大会として開催されるはずであった「幻の東京オリンピック」(「紀元二千六百年記念」の一環として招致され、昭和11年に決定していたが、同13年に返上したため、開催地はヘルシンキに変更したものの、結局不開催)のことは、一般にはあまり知られていない。
 ただ近年、「幻の東京オリンピック」の顚末を含む戦前・戦時下の日本や東アジアにおける体育・スポーツに関する歴史的研究が飛躍的に進展しており、従来は「暗黒時代」としか捉えられていなかった当該時期のスポーツと社会、都市空間などとの関係について、単純な「弾圧」史観では割り切れない興味深い史実が次々と明らかにされている。
 また、今回オリンピックスタジアムとなる「新国立競技場」という空間のルーツを辿ると、前回の東京大会でもメイン会場とされた「国立霞ヶ丘競技場」、さらには大正13年(1924)竣功の「明治神宮外苑競技場」に遡ることが出来る。つまり、この日本を代表する体育・スポーツ空間創出の原点には明治神宮造営という当時の国家的・国民的プロジェクトの存在がある。さらに外苑競技場竣功とともに開始され、戦後の「国民体育大会」の前提となった国民的・総合的・全国的なスポーツ大会である「明治神宮競技(体育・国民体育・国民錬成)大会」(明治神宮大会)が、神前奉納行事やオリンピックの国内版として構想されたことも、日本体育・スポーツ史上、注目すべき事柄である。
 そこで本シンポジウムでは、「幻の東京オリンピック」前後の大正後期から昭和戦前期に焦点を当てて、明治神宮外苑の体育・スポーツ空間と明治神宮大会の展開を軸としつつ、東アジア全体を視野に入れた〈帝国日本〉の体育・スポーツについて議論を行いたい。

【主催】明治神宮国際神道文化研究所 http://meijijingu.or.jp/miri/info/index.html

【共催】明治神宮史研究会、日本学術振興会科学研究費助成事業(基盤研究(C))「国家神道と国体論に 関する学際的研究―宗教とナショナリズムをめぐる「知」の再検討―」(研究代表者:藤田大誠 研究課題番号:15K02060)

【日時】平成29年10月21日(土)13:30~17:30

【場所】明治神宮社務所講堂 http://meijijingu.or.jp/access/index.html

 JR「原宿駅」・地下鉄「明治神宮前駅」より徒歩10 分
 JR/地下鉄「代々木駅」・地下鉄「北参道駅」より徒歩15 分

【スケジュール】

13:30~13:35(5分)
趣旨説明〔司会〕
藤田大誠(國學院大學人間開発学部教授)

13:35~14:05(30分) 
発表1「明治神宮外苑拡張構想と幻の東京五輪
藤田大誠(國學院大學人間開発学部教授)

14:05~14:35(30分)
発表2「近代日本の集団体操と明治神宮
佐々木浩雄(龍谷大学文学部准教授)

14:35~15:05(30分)
発表3「朝鮮神宮競技大会と植民地空間」
金誠(札幌大学地域共創学群人間社会学域教授)

15:05~15:35(30分)
発表4「満洲のスポーツと明治神宮大会
高嶋航(京都大学大学院文学研究科准教授)

〔10分〕

15:45~16:15(15分×2=30分)
コメント1
坂上康博(一橋大学大学院社会学研究科教授)
コメント2
和田浩一(フェリス女学院大学国際交流学部教授)

16:15~17:30(75分)
討議

【申し込み方法】

参加ご希望の方は催事名・住所・氏名・連絡先を明記の上、下記事務局までお申込みください。
尚、研究会終了後、希望者による会費形式の懇親会を予定しております。
参加申込み時に出欠も併せてお知らせください。

明治神宮国際神道文化研究所
〒151-8557
東京都渋谷区代々木神園町1-1
TEL: 03-3379-9338 / FAX: 03-3379-9374
E-mail: center_mj(at)so.meijijingu.or.jp